13階段

13階段
13階段
posted with amazlet on 06.02.17
高野 和明
講談社 (2004/08)
売り上げランキング: 17,610

タイトルの通り死刑の話。
うわっなんか説明サムっ。
要するに、冤罪?で死刑になりそうな人のために、看守官と元受刑者が真相を究明しようというお話。
父の本棚にあったので失敬しました。
芥川とか吉行とか五木とか「日本文学史」の教科書に載ってるような名前たちの中から、新しめの本を見つけると嬉しくて飛びつきます。
突然変異な本を父はよく買うから要注意。
こないだ弟がすでに持ってる「博士の愛した数式」を買って来ちゃったらしいし。
私も宮部みゆきとか東野圭吾が最近かぶりスレスレで怖い。

んでこの作品は映画になったやつですね。
なんか知らないけど、「半落ち」な空気の作品だとずっと思いこんで読んでて。
後半の展開に戸惑いました。
半落ち」な空気ってどんな空気やねんという話ですけども。
さすが作者、ブイシネマ関連の人!って感じ。
おもしろい話として仕上がっていたのでよかったです。

ただいかんせん男臭い。その辺ブイシネマ。
この映画って絵的にどうだったんですかって調べてみたら、反町が出てたってことは知ってたけど、くんく!鶴瓶
ちょっとくんくには笑った。受刑者とかそういう役似合いすぎですよね。でも、この話の樹原とはイメージが違う。
そんで問題の男臭さですけど、南郷の娘だったり、純一の弟を妹に変換してたりと映画として微妙な努力。
ちょっとキャスト見て、DVDでも借りようかなという気にはなった。