海峡を渡るバイオリン


放送当日は後輩とデニ屋で語りだったため、HDDに録画しておいたものを何故か深夜に見始めてしまって、明日学校なのに三時に寝ちゃうとかありえないと思って、一旦とめて今日夕方に残りを見たって感じだったんだけど、まあ、とりあえず全部見ましたよい。
なんか皆さんの感想としては、あんまし評判良くないみたいで・・・。
私的には、確かに「えっ!これで終わり!??」ってのはあったけれども。子供時代が長すぎた感があったかなぁ。でもオダジョはよかったな。最近オダジョいいね。
昨日の斉藤一で確実に私の中のオダジョのランクが上がった。いい俳優さんやねえ。
誰かのブログにもあったけど、「少年H」におけるオトコねえちゃんみたいだった。
田中裕子もいいね。大好きだこの女優さん。
朝ドラ「わかば」はこの人がおるから、ちらっと見てみる気になる!ちらっとね!
でもハングルの発音はどうなの?
大学で第二外国語・韓国語な私が聞く分、微妙だった気がした。
てか、つよさんがハングルをセリフでしゃべったところでもうなんか「すごい☆」とか思わなくなった私(視聴者のみなさん)のこの「草なぎ剛は韓国語しゃべって当たり前」的感覚がもうなんかウキーだわ。うまくいえんけど。
やっと出てきたつよさんは生え際は気になるものの(私は気にしてないけど)相変わらず素敵なお芝居で、うっとりでした。
んでおもいっきしじらして、ヒロイン・菅野美穂様のご登場なのですが、
かわいいったらありゃしない!
最近、菅ちゃんのお芝居はご無沙汰だったものだから。しばらくスマプさんとの共演を避けてたからだとは思うのだけど・・・。
スマプwith菅ちゃんはやっぱし素敵。
髪型が「ドク」のリーメイちゃんスタイルで、ああ、おかえり菅ちゃん(スマプドラマに)って思った。
んで、多分ここが私の変な感覚なんだけども私は最初、このドラマ、「バイオリン制作者のすごいバイオリンができるまで」みたいな、なんか難しい専門用語が出てきて、こうやってこうやってこうこうこうなってこのバイオリンができました的な、「バイオリンドラマ」になっちゃうんじゃないかなぁって、すごい不安で嫌だったんだけど、
さすがにヒロインを天下の演技派女優・菅野美穂にしたということで、「夫婦愛ドラマ」にしちゃったんですよね。
このドラマの世界で、バイオリンはキー小物でしかないのですよ。
それにきっと大半の人は違和感を感じるのですよ。「バイオリン制作者として有名な、バイオリンに命をかけた方の、ノンフィクションドラマとして世に送り出されたのにこれはないんじゃないの?」って
でもご本人陳さんには申し訳ないですけれども、私はバイオリン製作過程の発見や挫折を見たかったわけじゃなくて、ただ「いいひと。」でほのぼのでたどたどしくお芝居をしていた、草なぎ剛くん&菅野美穂ちゃんの成長した姿を、またお芝居を通して見たかったのですよ。
その点でこれはものすごいドラマでした。
7年半の月日はこんなにも人間を、アイドルを変えるのですね。
すっかりいい俳優&女優になられて・・・。7年半は確かに人間は成長できる年月だけども特にこの二人はとてもとても大きくなったんだなぁと思いましたよぃ。
だってもう本当にクライマックスなんて、お腹イッパイでしたもん。
濃くて濃くて。お芝居がものすごく濃厚で。
ちょっとしたバトルのように思えましたよ。
だから、もうこの二人はまたしばらく共演しないほうがいいんじゃないかなぁと思いました。
雰囲気的にはナイスなカップルなのですがね、いかんせん二人とも芝居でぶつかってしまっておられる。
幸福の王子」がなんでいかんかったかって、濃い菅ちゃんと濃いモックンだったからですよ。
僕の生きる道」がなんで良かったかって、濃いつよさんと薄い矢田ちゃん(嫌な意味では断じてないです!だって私、矢田ちゃん大好きだもの)だったからですよ。
映画「催眠」がなんで良かったかって、濃い菅ちゃんと薄い吾郎さんだったからですよ。
ヨイショの男」がなんでいかんかったかって、薄い吾郎さんと薄い矢田ちゃんだったからですよ!
濃いのに濃いのじゃいかんのですよ!
今回はSPドラマだから許されたのだと私は思っとりますよ。マジで。
無理矢理まとめますと、「海峡を渡るバイオリン」は永久保存です。
こんな濃い芝居炸裂なドラマは滅多にないですから。
いやホント、イイ意味で。
ああそうそう、このドラマ、韓国ドラマ「秋の童話」のジュンソとシンエの実父・ウンソの養父役だった俳優さんが出てたね。なんか嬉しかった。この人、冬ソナにも出てるよね。